参考資料
お金持ちが職人技術を育てた
日本一のお金持ちとガイドの説明、東京上野無縁坂に接した旧岩崎邸を見学しました。建物内部は撮影禁止で、紹介することはできませんが。現在外部の修復工事が行われ年内いっぱいは足場があるそうです。外部に関して120年前の煉瓦塀、かなり化粧のモルタルが剥離しています。基礎部の石積は加工が洗練され当時の職人のうでの確かさに目を見張りました。
昨年半年にわたり、100年前の洋館、煉瓦タイルの修復工事に参加しましたが、明治初めの建築の素晴らしさ、内部の構造及び装飾の技の素晴らしさを目の当たりに出来た事は、職人冥利に感謝あるのみです。
外部修復工事中の旧岩崎邸
無縁坂に面した石垣と煉瓦塀(イギリス積み)
石垣の加工の確かさ
エントランス土止めの石積み
修復工事まもなく終了
昨年の7月から着工した修復工事、厚さも異なる100年前の二丁掛タイル、当時は全て「だんご張り」下地の厚み調整に苦労し、「ふくりん目地」の鏝も特注で作製しましたが、鉄板を曲げただけの鏝は使い物にならず、さらに現場で加工し磨きをかけてどうにか使えるようになりました。
当時の建築には「ふくりん目地」がほとんどなのは何故か?修復が進むにつれてわかってきました。「平目地」で仕上げると、タイルの反りや、うねりが目立つために、目地を盛り上げ「ふくりん目地」にすることで、見た目のばらつきがわからなくなることは事実です。
浮きや亀裂のタイルの斫り
改良された「ふくりん」目地こて
ふくりん目地
もうすぐ完成
築100年打診検査
同業者の依頼を受けて、文化財的築100年の修復工事前段の
打診検査に参加しました。あらためてタイルの美しさ、セメント
施工の丈夫さに感心しました。
木曽石の練積み、地墨やり方 その1
その2
コンクリートによる練積み
タイル施工不良が招く恐怖
タイル製造工程ー2 モザイク編
タイル製造工程
You tubuでTNコーポレーションの動画を発見。乾式プレスの様子がわかります。
https://www.youtube.com/watch?v=oHsS175lkVg&feature=youtu.be
https://www.youtube.com/watch?v=A2LrUSUX2ns
式根島
伊豆の式根島に行きました、自然豊かな島に感動して島の探索にも疲れを感じませんでした。露天の温泉でゆっくりと身体を癒すことが出来ました。いたるところに抗火石の土止めや擁壁、そして建築や彫刻に地元産の抗火石が使われています。
トイレの内壁化粧抗火石ー2
山道土止め野積みの抗火石ー3
擁壁化粧の抗火石ー4
関東NSタイル工法研究会事務局へのリンクです
弾性接着剤の特徴・注意事項
張り付け材選択
関東NSタイル工法研究会事務局へのリンクです
タイル目地の問題点
タイル下地安全性データ ←クリック、ブロックされている場合はCtrlとShiftキーを同時に押してクリック
横浜市中華街の近くに「中土木事務所」があり、玄関横に明治時代の下水管を発掘して展示してあります。下水管の中はヘドロが堆積した状態で保存されています。気の遠くなるような工事ですね。
卵形管下水の断面
せり持ち加工部分
馬積の壁面
浸透性吸水防止剤情報 リキットガード情報 ←クリックしてください
シーリング材の特性について
防水紙(アスファルト材)のシーリングにおいてアスファルトが溶けだす現象が見られます。これはシーリング材の成分である可塑剤がアスファルトに反応するためで、シーリング材の特性を理解して施工することが大切です。
アスファルトと接触しても大丈夫なもの シリコーン系 :アクリル系 :改質アスファルト系
アスファルトと接触しては駄目なもの 変成シリコーン系 :ウレタン系 :ポリサルファイド系
シーリング材の特徴
シリコーン系 :塗装が出来ない。静電気を帯びて黒ずんだり、雨に濡れると成分のオイルが浸み出て雨だれのようになる
改質アスファルト系 :表面は固まるが中は柔らかい状態が続く
アクリル系 :肉やせをする
東日本大震災被害ALC下地45三丁掛
神奈川県相模原のマンション被害です、ALC板に三丁掛タイルが目地またぎ部分で引き裂かれています。